誓願寺
誓願寺[淨土宗]
昭和初期のガイド文
広島駅の西約3km、材木町にあり、電車白神前下車。紫雲山光照院と称し、恵空上人の開基です。現在の本堂は江戸時代中期の元禄元年(1688年)九世弁空上人の再建で、堂宇は壮大、境域約9,900m²。境内の小池畔に鎮座する厳島神社の管絃祭当日は参拝者がひしめきます。
※底本:『日本案内記 中国・四国篇(初版)』昭和9年(1934年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 誓願寺
- かな
- せいがんじ
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存しない
- 備考
- 昭和20年(1945年)の原爆により全焼全壊し、戦後に西区三滝本町へ移転しています。跡地は平和記念公園になっています。
日本案内記原文
廣島驛の西約三粁、材木町にあり、電車白神前下車。紫雲山光照院と稱し、惠空上人の開基である。現在の本堂は元祿元年九世辨空上人の再建で、堂宇壯大、境域約九九アール。境內の小池畔に鎭座する嚴島神社の管絃祭當日は參拜者が踵を接する。