広島の牡蠣
牡蠣
昭和初期のガイド文
広島の牡蠣は他地方のものと比べ、肉が大きく風味がいい。江波、仁保および草津の沖で養殖し、これら各地の住民は冬季は舟を遠く大阪、下関方面にまで出して牡蠣料理を営業するということで、牡蠣船の名声が高いものです。牡蠣缶詰、牡蠣エキスの移出も多いところです。1年の産額約40万円。
※底本:『日本案内記 中国・四国篇(初版)』昭和9年(1934年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 広島の牡蠣
- かな
- ひろしまのかき
- 種別
- 食事・味覚
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 広島県広島市
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
廣島の牡蠣は他地方のものに比し、肉が肥大にして風味がよい。江波、仁保及草津の沖で養殖し、これ等各地の住民は冬季舟を遠く大阪、下關方面に艤して牡蠣料理を營業せるを以て、牡蠣船の名聲が高い。牡蠣罐詰、牡蠣エキスの移出も多い。一年の產額約四十萬圓。