佐牙神社の本殿
佐牙神社本殿[國寶]
昭和初期のガイド文
玉水駅の西南2km、三山木村宮津にあります。本殿は左右両殿からなり、ともに一間社春日造にして向拝、軒、勾欄等は後世の補修ですが、桝組、頭貫の端などの手法は秀逸で、特に蟇股の輪廓内部の透彫は最も優れています。その形式を見るに室町時代初期を下らないものと思われます。
※底本:『日本案内記 近畿篇 上(初版)』昭和7年(1932年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 佐牙神社の本殿
- かな
- さがじんじゃのほんでん
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 京都府京田辺市宮津佐牙垣内164
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
玉水驛の西南二粁、三山木村宮津にある。本殿は左右兩殿より成り、共に一閒社春日造にして向拜、軒、勾欄等は後世の補修であるが、桝組、頭貫の端などの手法秀逸にして、特に蟇股の輪廓內部の透彫は最も優れて居る。その形式を見るに室町時代初期を下らざるものと思はれる。