宇治橋
宇治橋
昭和初期のガイド文
京阪電車宇治線宇治はその橋畔にあり、奈良線宇治駅からは東北0.5km、宇治川に架けられた木橋です。飛鳥時代、孝徳天皇の大化2年(646年)僧道登が勅命によって始めて造営したもので、その橋碑が今も付近の橋寺にあります。またこの橋には三の間と称して、南側の欄干を広さ約2m張出してあります。これは往古ここに橋姫祠を鎮坐したものと伝えています。現在の橋は明治45年(1912年)6月の改造で長さ約150mあります。
※底本:『日本案内記 近畿篇 上(初版)』昭和7年(1932年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 宇治橋
- かな
- うじばし
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 状態違うが見学可
- 備考
- 現在の橋は平成8年(1996年)に架け替えられたものです。
- 住所
- 京都府宇治市
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
京阪電車宇治線宇治はその橋畔にあり、奈良線宇治驛からは東北半粁、宇治川に架けられた木橋である。孝德天皇の大化二年僧道登が敕命によつて始めて造營したもので、その橋碑が今も附近の橋寺にある。またこの橋には三の閒と稱して、南側の欄干を廣さ約二米張出してある。これは往古こゝに橋姬祠を鎭坐したものと傳へて居る。現今の橋は明治四十五年六月の改造で長さ約一五〇米ある。