志津川発電所

志津川發電所
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

宇治川発電所の上流約1km、槙島村字槙尾山にあります。水路取入口は宇治橋の上流約5km、宇治川の右岸に設けられ、水路延長約1.5km、堰堤長さ約65m、高さ約30m、上部の厚さ約9m、湛水区域は延長約6kmあり、面積約38万m²を占め、最大水深約26m、湛水量3,612万m³、落差約45m、使用水量78m³、出力28,000キロワット。起工は大正9年(1920年)9月、竣工は同13年(1924年)3月。経営者は宇治川電気会社です。

※底本:『日本案内記 近畿篇 上(初版)』昭和7年(1932年)発行

令和に見に行くなら

名称
志津川発電所
かな
しずがわはつでんしょ
種別
見所・観光
状態
現存しない
備考
建物は残っていますが、操業はしていません。

日本案内記原文

宇治川發電所の上流約一粁、槇島村字槇尾山にある。水路取入口は宇治橋の上流約五粁、宇治川の右岸に設けられ、水路延長約一粁半、堰堤長さ約六五米、高さ約三〇米、上部の厚さ約九米、湛水區域は延長約六粁あり、面積約三、八〇〇アールを占め、最大水深約二六米、湛水量三、六一二萬立方米、落差約四五米、使用水量七八立方米、出力二八、〇〇〇キロワツト。起工は大正九年九月、竣工は同十三年三月。經營者は宇治川電氣會社である。

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