三室戸寺
三室戶寺[天臺宗寺門派]
昭和初期のガイド文
奈良線宇治駅の東北2km、京阪電車宇治線三室戸の東約1km、宇治村菟道三室戸にあります。奈良時代の宝亀年間(770~781年)、光仁天皇の勅願によって創建された古刹で、本堂には二臂の千手観音像が安置されています。阿弥陀堂には阿弥陀三尊、釈迦如来立像および毘沙門天立像が安置されています。いずれも木造で藤原時代の作になり、国宝に指定されています。
※底本:『日本案内記 近畿篇 上(初版)』昭和7年(1932年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 三室戸寺
- かな
- みむろとじ
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 京都府宇治市莵道滋賀谷21
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
奈良線宇治驛の東北二粁、京阪電車宇治線三室戶の東約一粁、宇治村菟道三室戶にある。寶龜年閒、光仁天皇の敕願によつて創建された古刹で、本堂には二臂の千手觀音像が安置されて居る。阿彌陀堂には阿彌陀三尊、釋迦如來立像及毘沙門天立像が安置されて居る。何れも木造で藤原時代の作にかゝり、國寶に指定されて居る。