薄別鉱泉

薄別鑛泉
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

定山渓温泉場から西南約4km、豊平川の支流薄別川畔にあり、自動車の便があります。付近一帯は原始林で新緑、紅葉の眺めがよいところです。西にそびえる無意根山は山岳スキー場として知られ、この地がその拠点となっています。鉄鉱泉で加熱して浴用とし、胃腸病、神経衰弱、貧血症、腺病などに効くといいます。旅館は薄別ラヂウム温泉館。

※底本:『日本案内記 北海道篇(五版)』昭和11年(1936年)発行

令和に見に行くなら

名称
薄別鉱泉
かな
うすべつおんせん
種別
温泉
状態
現存し見学できる
備考
奥定山渓温泉との呼称もあります。
住所
北海道札幌市南区定山渓857
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

定山溪溫泉場から西南約四粁、豐平川の支流薄別川畔にあり、自動車の便がある。附近一帶は原始林で新綠、紅葉の眺がよい。西方に聳ゆる無意根山は山嶽スキー場として知られ、この地がその根據地となつて居る。鐵鑛泉で加熱して浴用に供し、胃腸病神經衰弱、貧血症、腺病などに效くと云ふ。旅館 薄別ラヂウム溫泉館。

札幌のみどころ