帝国製麻 札幌製品工場

帝國製麻會社札幌製品工場
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

札幌駅の東約0.5km、札幌市北七条東一丁目にあります。明治21年(1888年)創業、北海道の機械製麻の発端で、敷地約2万6,100m²、工場建坪約2万4,600m²。職工500名、蒸気および電気動力で413台の機械を運転し、1年の製造高は亜麻糸約91万kg、麻撚糸おおよそ9万kg、亜麻織物約93万3,000mです。

※底本:『日本案内記 北海道篇(五版)』昭和11年(1936年)発行

令和に見に行くなら

名称
帝国製麻 札幌製品工場
かな
ていこくせいま さっぽろせいひんこうじょう
種別
見所・観光
状態
現存しない
備考
現在の帝国繊維株式会社で、札幌製品工場の跡地には帝国繊維が経営するテイセンボウルというボーリング場がありましたが、それも営業終了して駐車場となっています。

日本案内記原文

札幌驛の東約半粁、札幌市北七條東一丁目にある。明治二十一年創業、本道機械製麻の發端で、敷地約二六一アール、工場建坪約二四六アール、職工五百名、蒸氣及電氣動力を以て四百十三臺の機械を運轉し、一年の製造高亞麻絲約九一萬瓩、麻撚絲凡そ九萬瓩、亞麻織物約九十三萬三千米である。

札幌のみどころ