円山原始林

圓山原始林[指定天然記念物]
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

円山は海抜226mの小峰で、山麓から山頂まで草木が密生し、ほとんど完全な天然状態を保ち、森林面積約55万m²、樹木の巨大なものにはカツラ、センノキ、ミズナラ、コブシ、ホホノキ、イタヤカエデ、ヤチダモ、シナノキ、オオバボダイジュ、オヒョウ、クルミ、ソウシバ、アカダモなどがあり、その他の喬木灌木や草本の類も非常に多く、小山にしては植物の種類に富みかつ珍しい品種もあるということで知られます。

※底本:『日本案内記 北海道篇(五版)』昭和11年(1936年)発行

令和に見に行くなら

名称
円山原始林
かな
まるやまげんしりん
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
北海道札幌市中央区宮ケ丘
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

圓山は海拔二二六米の一小峰で、山麓から山頂まで草木密生し、殆ど完全な天然狀態を保ち、森林面積約五五ヘクタール、樹木の巨大なものには「かつら」、「せんのき」、「みづなら」、「こぶし」、「ほほのき」、「いたやかへで」、「やちだも」、「しなのき」、「おほばぼだいじゆ」、「おひやう」、「くるみ」、「さはしば」、「あかだも」等があり、その他の喬木灌木竝に草本の類甚だ多く、最爾たる一小山にして、植物の種類に富み且稀品を產するによつて著名である。

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