真駒内種畜場

眞駒內種畜場
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

札幌駅の南約8km、市外豊平町平岸村字真駒内にあり、自動車および定山渓鉄道の便があります。

明治9年(1876年)開拓使時代の創設で、北海道庁の経営となるもので面積約28km²、南北に低い丘があり、一帯の平地に牧草が広がり、牛馬羊豚がその間を悠々と過ごしています。ここは種馬牛の貸付、種付、種鶏や種卵の払い下げ、調査および試験実習生の養成などを行っていて、北海道の畜産の改良増殖に大きく貢献しています。

※底本:『日本案内記 北海道篇(五版)』昭和11年(1936年)発行
真駒内種畜場

令和に見に行くなら

名称
真駒内種畜場
かな
まこまないしゅちくじょう
種別
見所・観光
状態
現存しない
備考
真駒内第1公園内に「真駒内種畜場之跡碑」があります。

日本案内記原文

札幌驛の南約八粁、市外豐平町平岸村字眞駒內にあり、自動車及定山溪鐵道の便がある。

明治九年開拓使時代の創設で、北海道廳の經營にかかり面積約二八方粁、南北低丘を擁し、一帶の平地牧草綠を敷き、牛馬羊豚その閒に悠遊して居る、當場は種馬牛の貸付、種付、種鷄及種卵の拂下、調査及試驗實習生の養成等をなし、本道畜產の改良增殖に貢獻するところが極めて大である。

札幌のみどころ