国分瓦窯跡
國分瓦窯址[指定史蹟]
昭和初期のガイド文
国分寺の東北200m、水城村にあります。台地の斜面を利用して築造したものですが、現在、窯跡のすぐ前面は貯水池になっています。もと8か所あったといいますが、現在はわずか2か所が残っているだけです。主として煉瓦を用いて穹窿状に積み上げて築いた窯跡で、煙出孔2個が奥にあります。国分寺瓦を焼いたもので、内部から奈良時代の瓦片が多数発見されました。
※底本:『日本案内記 九州篇(六版)』昭和13年(1938年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 国分瓦窯跡
- かな
- こくぶかわらがまあと
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 福岡県太宰府市国分4-17-21
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
國分寺の東北二〇〇米、水城村にある。臺地の斜面を利用して築造したものであるが、今、窯址の直ぐ前面は貯水池に成つて居る。もと八箇存したと云ふも、今僅かに二箇を遺存するに過ぎない。主として甎瓦を用ゐて穹窿狀に積み上げて築いた窯址で、煙出孔二箇が奧にある。國分寺瓦を燒いたもので、內部に奈良時代の瓦片が多數に存在した。