筑前国分寺

國分寺[眞言宗御室派]
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

二日市駅の西北3km、水城村国分にあり、自動車の便があります。聖武天皇の勅願で建てられた筑前国分寺ですがしばしば兵火に遭ったため旧観を失っています。本尊は寺伝薬師如来といいますが木造の坐像で高さ2m12cm、宝髪に宝冠を戴き定印を結んだ一見胎蔵界大日如来のような像で、鎌倉時代の作で、国宝に指定されています。

※底本:『日本案内記 九州篇(六版)』昭和13年(1938年)発行

令和に見に行くなら

名称
筑前国分寺
かな
ちくぜんこくぶんじ
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
福岡県太宰府市国分4-13-1
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

驛の西北三粁、水城村國分にあり、自動車の便がある。聖武天皇の敕願にかゝる筑前國分寺であるが屢々兵火にかゝりしため舊觀を失つた。本尊は寺傳藥師如來と云ふが木造の坐像で高さ七尺、寶髮に寶冠を戴き定印を結んだ一見胎藏界大日如來の如き像で、鐮倉時代の作にかゝり、國寶に指定されて居る。

二日市・太宰府のみどころ