筑前国分寺跡
筑前國分寺址[指定史蹟]
昭和初期のガイド文
国分寺の現境内はその一部で、金堂跡の礎石と伝わるものが1個庫裡前に残っています。寺の後方の畑地は講堂跡と伝わりますが遺跡として残っているものはありません。門の外側に塔跡の土壇が遺存し、柄孔をもつ心礎など4個の礎石が現存し、付近から奈良時代の特徴のある古瓦が出土しました。
※底本:『日本案内記 九州篇(六版)』昭和13年(1938年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 筑前国分寺跡
- かな
- ちくぜんこくぶんじあと
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 福岡県太宰府市国分4-3-26
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
國分寺の現境內はその一部で、金堂址の礎石と傳へるものが一箇庫裡前に存する。寺の後方の畑地は講堂址と傳へるが遺址の存するものはない。門の外側に塔址の土壇遺存し、柄孔を有する心礎等四個の礎石が現存し、舊規略々見るべく、附近より奈良時代の特徵ある古瓦が出土した。