茶臼山古墳
茶臼山古墳
昭和初期のガイド文
市電天王寺下車、元町にあります。東面した前方後円墳で、封土の長さ約100mに近いものですが古墳の形はかなり損なわれていて、後円部がやや形を残している程度で、西~南部に湟が池となって残っています。古くは荒陵の名で呼ばれましたが、大阪冬の陣の際に徳川家康が丘上に陣営を設け、夏の陣では真田幸村が奮戦した戦蹟として有名です。
※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 茶臼山古墳
- かな
- ちゃうすやまこふん
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
市電天王寺下車、元町にある。東面した前方後圓墳で、封土の長さ約一〇〇米に近いが現時墳形大いに損はれ、後圓部が稍形を存し、西、南部に湟が池となつて遺つて居る。往古は荒陵の名を以て呼ばれたが、大阪冬陣の際に德川家康丘上に陣營を設け、夏陣には眞田幸村の奮戰した戰蹟として有名である。