大井俣窪八幡神社
大井俣窪八幡神社
※現代の景観です。
昭和初期のガイド文
日下部駅の北約3.5km、八幡村にあり、自動車の便があります。武田氏の厚く崇敬した神社で、現在の本殿は室町時代の末期享禄4年(1531年)に武田信虎の造営にかかり国宝に指定されています。桁行十間梁間二間の細長い流造で、棰、柱などすべて丹塗、桝組は和様二手先を用い、その他の手法もよく古式を存し、室町末期の優美なる建築です。内陣は三社に別れていますが、各社の前に木造の狛犬があります。
※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 大井俣窪八幡神社
- かな
- おおいまたくぼはちまんじんじゃ
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 山梨県山梨市北654
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
日下部驛の北約三粁半、八幡村にあり、自動車の便がある。武田氏の厚く崇敬した神社で、今の本殿は室町時代の末期享祿四年に武田信虎の造營にかゝり國寶に指定されて居る。桁行十閒梁閒二閒の細長い流造で、棰、柱などすべて丹塗、桝組は和樣二手先を用ゐ、その他の手法もよく古式を存し、室町末期の優美なる建築である。內陣は三社に別れて居るが、各社の前に木造の狛犬がある。