武田信玄公墓所

武田信玄廟所
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

恵林寺境内にあります。信玄の死後天正4年(1576年)4月、その遺骨をここに葬り、間もなく霊屋が建築されましたが、天正10年(1582年)4月兵火のために焼失しました。現在の廟は江戸時代中期の宝永2年(1705年)に柳沢吉保が造営したものです。墓は霊屋の背後にあって五輪塔と宝篋印塔が建っています。五輪塔は寛文年中百回忌修行の時、旧形に擬して新造されたものです。

※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行

令和に見に行くなら

名称
武田信玄公墓所
かな
たけだしんげんこうぼしょ
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
山梨県甲州市塩山小屋敷2280
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

惠林寺境內にある。信玄の死後天正四年四月、その遺骨をこゝに葬り、閒もなく靈屋が建築されたが、天正十年四月兵火のために燒失した。今の廟は寶永二年に柳澤吉保が造營したものである。墓は靈屋の背後にありて五輪塔と寶篋印塔が建つて居る。五輪塔は寬文年中百回忌修行の時、舊形に擬して新造されたものである。

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