塩ノ山

鹽山
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

塩山駅の西北1.5km、石英粗面岩からなり松樹に覆われた海抜556の孤峰で、もと塩の山と称し、西の笛吹川の彼岸の差出の磯と相対して歌の名所であったところ、昔はこの山から食塩を産したので、山の名がつけられたといいます。登山には20分を要します。

※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行

令和に見に行くなら

名称
塩ノ山
かな
しおのやま
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
山梨県甲州市塩山上於曽
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

驛の西北一粁半、石英粗面岩より成り松樹に蔽はれた海拔五五六の孤峰で、もと鹽の山と稱し、西方笛吹川の彼岸の差出の磯と相對して歌の名所であつた處、昔はこの山より食鹽を產したので、山の名がつけられたと云ふ。登山には二〇分を要する。

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