京都府庁

京都府廳
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

市電府庁前下車、新旧二部に分かれ、旧庁舎は本館間口67m、奥行67m、建坪3,000m²の煉瓦造2階建で、総工費36万6,000円あまりです。起工は明治34年11月、竣工は37年12月。新庁舎は昭和2年9月起工、11ヶ月をもって竣工し、近世式鉄筋コンクリート造、地階共4階建、間口30m、奥行18m、総延坪数5,400m²、最新の諸設備を有し工費約50万2,000円です。

※底本:『日本案内記 近畿篇 上(初版)』昭和7年(1932年)発行

令和に見に行くなら

名称
京都府庁
かな
きょうとふちょう
種別
見所・観光
状態
状態違うが見学可
備考
現在の府庁舎は戦後の建築ですが、当時の建物も「旧本館」として残されています。
住所
京都府京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

市電府廳前下車、新舊二部に分かれ、舊廳舍は本館閒口六七米、奧行六七米、建坪三〇アールの煉瓦造二階建で 總工費三十六萬六千餘圓である。起工は明治三十四年十一月 竣工は三十七年十二月。新廳舍は昭和二年九月起工、十一箇月を以て竣工し、近世式鐵筋コンクリート造、地階共四階建、閒口三〇米、奧行一八米、總延坪數五四アール、最新の諸設備を有し工費約五十萬二千圓である。

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