壬生狂言
壬生狂言
昭和初期のガイド文
融通大念仏会とも呼ばれ、4月21日から5月中旬まで、壬生寺本堂北の舞台で行われます。この寺の中興円覚上人が女性や子供、民衆を仏道に導く方便として始めたもので、すべて手振り動作だけで台詞を用いず、囃は鉦と太鼓を用い、俳趣味に満ちた一種奇古の演戯です。
※底本:『日本案内記 近畿篇 上(初版)』昭和7年(1932年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 壬生狂言
- かな
- みぶきょうげん
- 種別
- レジャー
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 京都府京都市中京区坊城通仏光寺上ル壬生梛ノ宮町31 壬生寺内
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
一に融通大念佛會と稱し、四月二十一日から五月中旬まで、壬生寺本堂北の舞臺で行はれる。この寺の中興圓覺上人が兒女流俗を佛道に導く方便として創めたもので、總て手振り動作だけで語を用ゐず、囃は鉦と太鼓を用ゐ、俳趣味に滿ちた一種奇古の演戲である。
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