精進湖
精進湖
※現代の景観です。
昭和初期のガイド文
西湖の西岸根場から西へ5km進めば、精進湖の東南岸に達します。この間自動車の便があります。湖は富士の西北麓に位置し東北西の三面は山に囲まれ、南の方のみ青木ヶ原の低地に接しています。湖岸線10km、五湖中最小のものです。熔岩流は湖の南岸から湖心まで突出しているため湖形は鹿の頭のように見えます。湖上の風光は早くから内外人に讃美されています。湖の北畔精進集落に諏訪神社の大杉がそびえています。湖畔の旅館、精進ホテル、富士屋、池田屋。
※底本：『日本案内記 関東篇（初版）』昭和5年（1930年）発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 精進湖
- かな
- しょうじこ
- 種別
見所・観光- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 山梨県南都留郡富士河口湖町
- 参照
- 参考サイト（外部リンク）
日本案内記原文
西湖の西岸根場より西へ五粁進めば、精進湖の東南岸に達する。この閒自動車の便がある。湖は富士の西北麓に位し東北西の三面は山に圍まれ、南の方のみ靑木ケ原の低地に接して居る。湖岸線一〇粁、五湖中最小のものである。熔岩流は湖の南岸より湖心まで突出して居るため湖形は鹿の頭の如く見える。湖上の風光は夙に內外人に讃美されて居る。湖の北畔精進部落に諏訪神社の大杉が聳えて居る。湖畔の旅館、精進ホテル、富士屋、池田屋。