山中湖
山中湖
昭和初期のガイド文
富士五湖の最も東に位置するもので、北口本宮冨士浅間神社から東南8kmで湖畔の西端に達します。湖面は海抜982m、周囲13km、五湖中最高位置を占めています。湖畔にはカラマツの疎生する草野が広く、緩傾斜をもって、周囲の丘陵に連なっています。明るさに満ちた湖水で西南に富士が仰がれます。湖水は深さ20m、冬季は長く氷結してスケートに適し、湖畔にスキーの好適地があります。湖畔の旅館、山中湖ホテル。
※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 山中湖
- かな
- やまなかこ
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 山梨県南都留郡山中湖村
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
富士五湖の最も東に位するもので、富士淺閒神社から東南八粁で湖畔の西端に達する。湖面は海拔九八二米、周圍一三粁、五湖中最高位置を占めて居る。湖畔には落葉松の疎生する草野が廣く、緩傾斜を以て、四圍の丘陵に連つて居る。明るさに滿ちた湖水で西南に富士が仰がれる。湖水は深さ二〇米、冬季は長く氷結してスケートに適し、湖畔にスキーの好適地がある。湖畔の旅館、山中湖ホテル。