山ノ神のフジ

山ノ神の大藤
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

吉田の東北約4km、西桂村上暮地の自動車路から西200mにあります。周囲目通り2m弱、根廻り2.5m、側にあるイタヤカエデの大樹にまとまわりつき、さらにやや離れたケヤキの大木にも絡まり、天然のフジ棚となり、幹の巨大なことは比類のないものです。花の時期には街道の自動車からもその美観を望むことができます。指定の天然記念物です。

※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行

令和に見に行くなら

名称
山ノ神のフジ
かな
やまのかみのふじ
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
山梨県富士吉田市上暮地2114
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

吉田の東北約四粁、西桂村上暮地の自動車路から西二〇〇米にある。周圍目通り二米弱(六尺三寸)根廻り二米半(八尺三寸)、側にあるいたやかへでの大樹に纏繞し、更にやゝ距りたる欅の大木にも絡まり、天然の藤棚をなし、幹の巨大なことは比類少いものである。花期には街道の自動車からもその美觀を望むことが出來る。指定の天然記念物である。

吉田・富士五湖のみどころ