河口湖
河口湖
昭和初期のガイド文
北口本宮冨士浅間神社から西北5kmで、その東南岸の船津に到達します。この湖は富士山の正北麓に位置し東西8km、南北4km、湖岸線の延長19km、湖面の高さ海抜830m、湖岸の屈曲に富むこと五湖中の第一位を占めています。湖中に鵜ノ島と称する島を有し、その東に最深の水底15mにおよぶところがあります。東岸の船津から西岸の長浜までの間乗合のモーターボートが通います。船津には嘯山公園があります。船津の旅館、河口湖ホテル、船津ホテル、大屋旅館、中屋旅館。
※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 河口湖
- かな
- かわぐちこ
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 山梨県南都留郡富士河口湖町
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
富士淺閒神社から西北五粁で、その東南岸の船津に到達する。この湖は富士山の正北麓に位し東西八粁、南北四粁、湖岸線の延長一九粁、湖面の高さ海拔八三〇米、湖岸の屈曲に富むこと五湖中の第一位を占めて居る。湖中に鵜ノ島と稱する一島を有し、その東に最深の水底一五米に及ぶ處がある。東岸の船津から西岸の長濱までの閒乘合のモーターボートが通ふ。船津には嘯山公園がある。船津の旅館、河口湖ホテル、船津ホテル、大屋旅館、中屋旅館。