大石茶屋のツツジ
つゝじが原
昭和初期のガイド文
富士登山路の中の茶屋を過ぎてから大石茶屋に至る間、百数十万m²の広い区域にわたり、一面にツツジが群生し、6月中旬開花の頃は見渡す限り桃紅真紅の花が新線と交わり、比類のない美景となります。全部レンゲツツジで花弁が非常に大きく真紅色のものが多いところです。指定の天然記念物です。
※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 大石茶屋のツツジ
- かな
- おおいしちゃやのつつじ
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 山梨県富士吉田市上吉田
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
富士登山路の中の茶屋を過ぎてより大石茶屋に至る閒一萬數千アールの廣き區域に亘り、一面につゝじ簇生し、六月中旬開花の頃は見渡す限り桃紅眞紅の花が新線と交り、比類稀なる美景をなす。全部れんげつゝじで花瓣甚だ大きく眞紅色のものが多い。指定の天然記念物である。