雁の穴
雁の穴
昭和初期のガイド文
小倉山の南にある熔岩洞穴のひとつで横穴のほかに多数の竪穴があります。その竪穴は丸尾中のガス脱出とともに熔融体を放出して生じたものです。深さ7m、直径90cmのものがあります。夏は多数のコウモリ群が棲息します。
※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 雁の穴
- かな
- がんのあな
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 山梨県富士吉田市上吉田雁ノ穴
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
小倉山の南方にある熔岩洞穴の一つで橫穴の外に多數の竪穴がある。その竪穴は丸尾中の瓦斯脫出と共に熔融體を放出して生じたものである。深さ七米(二二尺)、直徑九〇糎(三尺)のものがある。夏は多數の蝙蝠群が棲息する。