上寺山餘慶寺

餘慶寺(上寺)[天臺宗]
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

西大寺鉄道西大寺町駅の東約2km、今城村北島にあります。奈良時代の天平勝宝元年(749年)報恩大師の草創と伝え、のち慈覚大師によって再興され、本覚寺と改めましたが、また再び今の寺号となりました。本尊薬師如来坐像は一木造漆箔の平安時代初期の優作、また寺宝の聖観音立像も同じく一木造平安時代の作で、ともに国宝になっています。この寺は上寺の聖天と称して参詣者が多いところです。

※底本:『日本案内記 中国・四国篇(初版)』昭和9年(1934年)発行

令和に見に行くなら

名称
上寺山餘慶寺
かな
うえてらさんよけいじ
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
岡山県瀬戸内市邑久町北島1187
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

同西大寺町驛の東約二粁、今城村北島にある。天平勝寶元年報恩大師の草創と傳へ、のち慈覺大師によつて再興され、本覺寺と改めたが、また再び今の寺號となつた。本尊藥師如來坐像は一木造漆箔の平安時代初期の優作、また寺寶の聖觀音立像も同じく一木造平安時代の作で、共に國寶になつて居る。この寺は上寺の聖天と稱して參詣者が多い。

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