万富東大寺瓦窯跡
萬富東大寺瓦窯址[指定史蹟]
昭和初期のガイド文
万富駅の北約0.5km、太田村万富にあります。大寺山と称する丘陵にある墓地付近の傾斜面に営まれたもので、現在、窯の一部を残存しています。鎌倉時代の建久年間(1190~1199年)に奈良東大寺大仏殿の再建の際に、その用瓦を焼いた窯で、発掘の瓦片はここから西1kmにある千種尋常高等小学校に保存されています。
※底本:『日本案内記 中国・四国篇(初版)』昭和9年(1934年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 万富東大寺瓦窯跡
- かな
- まんとみとうだいじがようあと
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 岡山県岡山市東区瀬戸町
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
萬富驛の北約半粁、太田村萬富にある。大寺山と稱する丘陵にある墓地附近の傾斜面に營まれたもので、今、窯の一部を殘存して居る。建久年閒に奈良東大寺大佛殿の再建の際に、その用瓦を燒いた窯で、發掘の瓦片はこゝより西一粁にある千種尋常高等小學校に保存されて居る。