由岐神社の拝殿
由岐社拜殿[國寶]
昭和初期のガイド文
鞍馬寺の入口仁王門の北にあります。由岐神社は平安時代の天慶3年(940年)皇居北の鎮護として建立されたものですが、現在は江戸時代前期の慶長15年(1610年)に再建されたこの拝殿のみを残しています。その形式はいわゆる通り拝殿にして舞台作をなし、その構造手法等に非常に注目すべきものがあります。社前の狛犬一対は石造で、今現在国宝となっています。
※底本:『日本案内記 近畿篇 上(初版)』昭和7年(1932年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 由岐神社の拝殿
- かな
- ゆきじんじゃのはいでん
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 京都府京都市左京区鞍馬本町1073
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
鞍馬寺の入口仁王門の北にある。由岐社は天慶三年宮城北方の鎭護として建立されたものであるが、現在は慶長十五年に再建されたこの拜殿のみを殘して居る。その形式はいはゆる通り拜殿にして舞臺作をなし、その構造手法等に頗る見るべきものがある。社前の狛犬一對は石造で、今國寶となつて居る。