松ヶ崎浄水場
松ケ崎淨水池
昭和初期のガイド文
叡山電車一乗寺の西約1km、東山の麓を巡って北郊を潤す第2疏水(分線)の流水を、白河道横断個所付近に堰堤を設け、松ヶ崎浄水池に導いています。濾過池は5つあります。配水池は松ヶ崎字西山の山嶺に設けられ、浄水池からは3台のポンプによって延長1,281mの鉄管を通じて配水池に導き、自然流下の方法によって、主に丸太町通以北に給水します。起工は大正13年(1924年)、竣工は同15年(1926年)、総工費約222万円。
※底本:『日本案内記 近畿篇 上(初版)』昭和7年(1932年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 松ヶ崎浄水場
- かな
- まつがさきじょうすいじょう
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 京都府京都市左京区松ケ崎中海道町9
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
叡山電車一乘寺の西約一粁、東山の麓を巡つて北郊を濕す第二疏水(分線)の流水を、白河道橫斷個所附近に堰堤を設け、松ケ崎淨水池に導いてある。濾過池は五箇ある。配水池は松ケ崎字西山の山嶺に設けられ、淨水池からは三臺の唧筒により延長一、二八一米の鐵管を通じて配水池に導き、自然流下の方法によつて、主に丸太町通以北に給水する。起工は大正十三年、竣工は同十五年、總工費約二百二十二萬圓。