桜島
櫻島
昭和初期のガイド文
鹿児島から東海上約3.7km、汽船では20分、和船では約1時間の航程です。鹿児島湾内に横たわり、鹿児島の風光はこの桜島が生命で、もと周囲約40kmの島でしたが、島中の桜島岳(海抜1,138m)が大正3年(1914年)活動した時、噴出物が海を埋めたので、東岸の一半島と化しました。名産に名高い桜島大根、ビワ、ミカン、モモなどの果物があります。
※底本:『日本案内記 九州篇(六版)』昭和13年(1938年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 桜島
- かな
- さくらじま
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 鹿児島県鹿児島市
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
鹿兒島から東海上約三粁七、汽船では二十分、和船では約一時閒の航程である。鹿兒島灣內に橫はり、鹿兒島の風光はこの櫻島が生命で、もと周圍約四〇粁の島であつたが、島中の櫻島嶽(海拔一、一三八米)が大正三年活動した時、噴出物が海を埋めたので、東岸の一半島と化した。名產に名高い櫻島大根、枇杷、蜜柑、水蜜桃等の果物がある。