南洲翁記念館
南洲翁記念館
昭和初期のガイド文
南洲墓地の後方にあります。木造平屋建で、西郷隆盛を中心として麾下諸将士の遺品、遺墨、肖像、写真等を陳列しています。建物はもと東京市麹町区平川町にあった高倉典侍の家屋を川崎男爵が譲り受けて移転改築したもので、有料で公開しています。明治維新および西南戦争に関する貴重な史料が多いところです。
※底本:『日本案内記 九州篇(六版)』昭和13年(1938年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 南洲翁記念館
- かな
- なんしゅうおうきねんかん
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存しない
- 備考
- 現在南洲公園内には西郷南洲顕彰館がありますが昭和53年(1978年)に作られたもので、当時の南洲翁記念館とは直接的なつながりはないようです。
日本案内記原文
西鄕南洲墓地の後方にある。木造平屋建で、西鄕隆盛を中心として麾下諸將士の遺品、遺墨、肖像、寫眞等を陳列して居る。建物はもと東京市麹町區平川町にあつた高倉典侍の家屋を川崎男爵が讓り受けて移轉改築したもので、有料で公開して居る。明治維新及十年役に關する貴重な史料が多い。