南洲墓地(西郷隆盛の墓所)
西鄕南洲墓
昭和初期のガイド文
市電佐藤小路または竪馬場通下車、市内竜尾町、浄光明寺の墓地にあり、数十段の石段を上った正面に南洲すなわち隆盛の墓があり、その左右に桐野利秋、村田新八以下諸将の墓が並んでいます。石段の左側には東京上野公園銅像の原型となった高村光雲作となる南洲の木像が安置されています。累々として残っている墓は総数748基あり、10代20代の幼少年者の墓が多くあります。
※底本:『日本案内記 九州篇(六版)』昭和13年(1938年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 南洲墓地(西郷隆盛の墓所)
- かな
- なんしゅうぼち(さいごうたかもりのぼしょ)
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 鹿児島県鹿児島市上竜尾町2-1
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
市電佐藤小路または竪馬場通下車、市內龍尾町、淨光明寺の墓地にあり、數十級の石段を上つた正面に南洲卽ち隆盛の墓あり、その左右に桐野利秋、村田新八以下諸將の墓が竝んで居る。石段の左側には東京上野公園銅像の原型となつた高村光雲作にかゝる南洲の木像が安置せられて居る。累々として存する墓は總數七百四十八基あり、十代二十代の幼少年者の墓が多く存する。