積川神社

積川神社

昭和初期のガイド文

阪和電鉄久米田の東南5km、山直上村積川馬場出にあります。式内で大鳥神社、泉穴師神社などとともに和泉五社のひとつに数えられ、歴代皇室の崇敬があり、本殿は三間社流造屋根檜皮葺で、安土桃山時代の文禄年間(1592~1596年)の建築になり、細部の手法、特に蟇股、木鼻、懸魚などの絵様は桃山芸術の特質を示し、国宝に指定されています。境内に「積川大明神正平八年施主大阪加賀屋三右衛門」と刻した石灯籠が立っています。

※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行

令和に見に行くなら

名称
積川神社
かな
つがわじんじゃ
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
大阪府岸和田市積川町350
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

同久米田の東南五粁、山直上村積川馬場出にある。式內で大鳥神社、泉穴師神社等と共に和泉五社の一に數へられ、歷代皇室の崇敬あり、本殿は三閒社流造屋根檜皮葺で、文祿年閒の建築にかゝり、細部の手法、殊に蟇股、木鼻、懸魚等の繪樣は桃山藝術の特質を示し、國寶に指定されて居る。境內に「積川大明神正平八年施主大阪加賀屋三右衞門」と刻した石燈籠が建つて居る。

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