久米田池

久米田池

昭和初期のガイド文

久米田寺の前にあり、聖武天皇がひでりの被害をなくすため、橘諸兄と行基僧正に開鑿させたもので、奈良時代の神亀2年(725年)2月起工、14年を経て、天平10年(738年)7月竣工したといいます。周囲約4km、面積約63万m²、大阪府で最大の大池です。モモ、カエデの頃に訪問する人が多いところです。

※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行

令和に見に行くなら

名称
久米田池
かな
くめだいけ
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
大阪府岸和田市
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

久米田寺の前にあり、聖武天皇が旱害なからしめんが爲、橘諸兄及行基僧正をして開鑿せしめ給うたもので、神龜二年二月起工十四年を經て、天平十年七月竣功したと云ふ。周圍約四粁、面積約六三ヘクタール、大阪府第一の大池である。桃、楓の頃來遊するものが多い。

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