船守神社の本殿

船守神社本殿[國寶]

昭和初期のガイド文

南海電車本線淡輪の西南0.5km、淡輪村堂にあります。三間社流造、屋根檜皮葺、千鳥破風および軒唐破風をもち、絵様の彫刻が美しい。安土桃山時代の慶長14年(1609年)頃豊臣秀頼の再建と伝わっていますが、だいたいその時代の遺構であろうと思われます。社前に江戸時代前期の元和8年(1622年)の銘がある石灯籠があり、境内にクスノキの古株があります。

※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行

令和に見に行くなら

名称
船守神社の本殿
かな
ふなもりじんじゃのほんでん
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
大阪府泉南郡岬町淡輪4442
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

同淡輪の西南半粁、淡輪村堂にある。三閒社流造、屋根檜皮葺、千鳥破風及び軒唐破風を有し、繪樣彫刻富麗、慶長十四年頃豐臣秀賴の再建と傳へて居るが、大體その時代の遺構であらう。社前に元和八年の銘ある石燈籠があり、境內に樟樹の古株が存する。

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