糸割符会所跡

絲割符會所の址

昭和初期のガイド文

南海電車阪堺線花田口下車、市内櫛屋町東二丁にあり、堺税務署の庁舎のあるところがそれです。安土桃山時代の慶長7~8年(1602~1603年)の頃、堺の商人は京都、長崎の商人とともに、南蛮人と生糸の交易を許され、糸割符の朱印を与えられ、糸年寄、糸割符取締、銀元締、締目利等の諸役人が糸割符会所に詰めていました。

※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行

令和に見に行くなら

名称
糸割符会所跡
かな
いとわっぷかいしょあと
種別
見所・観光
状態
状態違うが見学可
備考
税務署は移転していますが、碑が残っています。
住所
大阪府堺市堺区櫛屋町東3-1-7
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

同花田口下車、市內櫛屋町東二丁にあり、堺稅務署の廳舍のある所がそれである。慶長七八年の頃堺の商人は京都、長崎の商人と共に、南蠻人と生絲の交易を許され、絲割符の朱印を與へられ、絲年寄、絲割符取締、銀元締、締目利等の諸役人が絲割符會所に詰めて居つた。

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