萩日吉神社の児持杉

子持杉
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

東武鉄道東上線小川町駅の南7km、平村西平の萩、日吉神社境内にあります。男杉は目通周囲7m、地上10mのところから3つの大きな幹に分かれています。女杉は目通周囲9m、地上5mのところから15の幹に分かれ、20mのところからは36本の枝を出しています。この樹に祈れば子が授かると伝わり、篤く信仰されています。また神社の東南0.5kmのところに大カヤがあり、目通周囲6mにおよび地上2mのところから数十本の太い枝が出ています。

※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行

令和に見に行くなら

名称
萩日吉神社の児持杉
かな
はぎひよしじんじゃのこもちすぎ
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
埼玉県比企郡ときがわ町西平1136
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

同小川町驛の南七粁、平村西平の萩、日吉神社境內にある。男杉は目通周圍七米(二丈三尺)地上一〇米の處から三大幹に分れて居る。女杉は目通周圍九米(三丈)地上五米の處から十五幹に分れ、二〇米の處からは三十六本の枝を出して居る。この樹に祈れば子が授かると傳へ、遠近男女の信仰が篤い。また神社の東南半粁の處に大榧があり、目通周圍六米に及び地上二米の處から數十本の太い枝が出て居る。

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