川越市
川越市
昭和初期のガイド文
大宮の西約13km、電車の便があり、東京からは池袋を起点とする東武鉄道東上線があります。埼玉県の中央よりは少し南部に位置し、江戸時代に酒井、堀田、松平諸氏の城地となって栄え、明治以後は商工業地となり、米穀、甘藷、製茶、繭、生糸、織物などの集散が行われています。有名な工場には川越紡績、武蔵野製粉、石川組製糸工場などがあります。人口は3万5,000人あまり。旅館は松村屋、佐久間。
※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 川越市
- かな
- かわごえし
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 埼玉県川越市
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
大宮の西約一三粁、電車の便あり、東京からは池袋を起點とする東武鐵道東上線がある。埼玉縣の中央よりは稍々南部に位し、江戶時代に酒井、堀田、松平諸氏の城地となつて榮え、明治以後商工業地となり、米穀、甘藷、製茶、繭、生絲、織物などの集散が行はれる。著名の工場には川越紡績會社、武藏野製粉會社、石川組製絲工場などがある。人口三萬五千餘。旅館 松村屋、佐久閒。