極楽寺

極樂寺[眞言律宗]
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

鎌倉駅の西南2.5km、鎌倉時代の正元元年(1259年)北条重時の建立となり、僧忍性を開山としています。釈迦堂に安置されている釈迦像は京都嵯峨清涼寺の釈迦像を模したもので国宝に指定されていますが、毎年4月8日開扉の時以外は拝観できません。なお堂内では寺宝を陳列して観覧できるようになっていますが、次の国宝はいずれも鎌倉国宝館に陳列されています。付近に開山忍性および北条重時の墓があり、ともに指定の史蹟です。

  • 十大弟子立像 十躯
  • 木造釈迦如来坐像 一軀
  • 木造不動明王坐像 一軀
  • 金銅五鈷鈴 一個
  • 金銅五鈷 一個
※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行

令和に見に行くなら

名称
極楽寺
かな
ごくらくじ
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
神奈川県鎌倉市極楽寺3-6-5
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

驛の西南二粁半、正元元年北條重時の建立にかゝり僧忍性を開山とする。釋迦堂に安置せる釋迦像は京都嵯峨淸涼寺の釋迦像を模したもので國寶に指定されて居るが、每年四月八日開扉の時以外は拜觀を許さない。尙堂內には寺寶を陳列して觀覽を許して居るが、左記の國寶は何れも鐮倉國寶館に陳列されて居る。附近に開山忍性及北條重時の墓があり、共に指定の史蹟である。

  • 十大弟子立像 十躯
  • 木造釋迦如來坐像 一軀
  • 木造不動明王坐像 一軀
  • 金銅五鈷鈴 一個
  • 金銅五鈷 一個

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