巨椋池
巨椋池
昭和初期のガイド文
奈良電車小倉駅前。大池ともいい、山城の最大湖で、面積約6.7km²を占め、東西約3.5km南北3km、湖岸線の長さ17kmあまり、水面の高さは10mに達し、水層は非常に浅くて1.7mに過ぎません。湖には魚やエビが多く、ハス釣りは最も人気があります。またこの湖の蓮花は有名なもので、7月下旬から8月にかけての開花時期には、観月橋付近から蓮見舟が出ます。
※底本:『日本案内記 近畿篇 上(初版)』昭和7年(1932年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 巨椋池
- かな
- おぐらいけ
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存しない
- 備考
- 干拓により現在農地などになり、なくなりました。
日本案内記原文
奈良電車小倉驛前。大池とも云ひ、山城の最大湖で、面積約六、七方粁を占め、東西約三粁半南北三粁、湖岸線の長さ一七粁餘、水面の高さは一〇米に達し、水層は甚だ淺くて、一、七米に過ぎない、湖には、魚蝦が多く、鰣釣は最も興味がある。またこの湖の蓮花は有名なもので、七月下旬から八月にかけての開花季には、觀月橋附近から蓮見舟が出る。