戒光寺(丈六さん)
戒光寺(泉山丈六釋迦堂)[泉涌寺塔頭]
昭和初期のガイド文
鎌倉時代の安貞2年(1228年)僧曇照が勅命によって創立したもので、国宝の木造釈迦像があります。玉眼入、肉身金泥、纏衣極彩色、右手を繫げ左手を下げた立像で、その両手は爪を長く伸ばし、面貌衣帯などにも宋画の影響が見えます。鎌倉末期の作です。
※底本:『日本案内記 近畿篇 上(初版)』昭和7年(1932年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 戒光寺(丈六さん)
- かな
- かいこうじ(じょうろくさん)
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 京都府京都市東山区泉涌寺山内町29
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
安貞二年僧曇照が敕命によつて創立したもので、國寶の木造釋迦像がある。玉眼入、肉身金泥、纏衣極彩色、右手を繫げ左手を下げた立像で、その兩手は爪を長く伸ばし、面貌衣帶などにも宋畫の影響が見える。鐮倉末期の作である。