磯良神社のいぼざくら

磯良神社のいぼざくら[指定天然記念物]
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

東海道本線茨木駅の北約4km、三島村大字西河原字宮前、磯良神社境内、社殿後方の広場に立ち、石柵で囲まれています。茶芽白花の八重桜の老樹で、根元から、十数本の支幹に分かれ、樹高約12m、花径およそ3cm、花弁約20枚から25枚の多さのものです。社前の古井を玉の井あるいはいぼ水といいます。

※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行

令和に見に行くなら

名称
磯良神社のいぼざくら
かな
いそらじんじゃのいぼざくら
種別
見所・観光
状態
現存しない
備考
昭和19年(1944年)に枯れてしまいました。現在境内には後継樹としての別の桜の木はあります。

日本案内記原文

同線茨木驛の北方約四粁、三島村大字西河原字宮前、磯良神社境內、社殿後方の廣場に樹ち、石柵を繞してある。茶芽白花の八重櫻の老樹で、根元から、十數本の支幹に分れ、樹高約一二米、花徑凡三糎、花辯約二十枚より二十五枚の多きに達する。社前の古井を玉の井或は疣水と云ふ。

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