護国寺

護國寺[曹洞宗]
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

東海道本線吹田駅の東南1km、吹田町吹田札場にあります。室町時代の康暦2年(1380年)、大徹和尚の開創で、康応年間(1389~1390年)足利義満が祈願所として伽藍を造営し現在の寺号に改めました。安土桃山時代の慶長中(1596~1615年)竹中氏の菩提所となり、江戸時代前期の寛文中(1661~1673年)僧租印が堂宇を建てて再興しました。寺宝の絹本著色般若菩薩画像は国宝で東京帝室博物館に出陳されていますが、このほかに数種の宝物があります。

※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行

令和に見に行くなら

名称
護国寺
かな
ごこくじ
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
大阪府吹田市高浜町4-33
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

同吹田驛の東南一粁、吹田町吹田札場にある。康曆二年、大徹和尙の開創で、康應年閒足利義滿の祈願所となして伽藍を造營し今の寺號に改めた。慶長中竹中氏の菩提所となり、寬文中僧租印堂宇を建てゝ再興した。寺寶の絹本著色般若菩薩畫像は國寶で東京帝室博物館に出陳されて居るが、この他に數種の寶物がある。

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