枚方町
枚方町
※現代の景観です。
昭和初期のガイド文
京阪電鉄本線枚方、枚方東口両駅の所在地で、淀川の左岸に位置し、徳川時代には監船所を置いて大阪~伏見間を上下する「三十石船」を監視させたところで、当時非常に繁盛し、くらわんか舟が名物でした。くらわんか舟は「食らわんか食らわんか」といって三十石船に漕ぎ寄せ、飲食物を売ったものです。
※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 枚方町
- かな
- ひらかたまち
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 備考
- 現在は枚方市となっています。
- 住所
- 大阪府枚方市
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
同枚方、枚方東口兩驛所在地、淀川の左岸に位し、德川時代監船所を置いて大阪、伏見閒を上下する「三十石船」を監視させた所で、當時頗る繁盛し、くらはんか舟が名物であつた。くらはんか舟は「くらはんかくらはんか」と云つて三十石船に漕ぎ寄せ、飮食物を賣つたものである。