生駒トンネル
生駒隧道
※現代の景観です。
昭和初期のガイド文
大阪電気が明治44年(1911年)7月起工、2年9ヶ月を費して、大和、河内の境上にある生駒山を開鑿したもので、長さ3,380mに達し、日本屈指のものです。このトンネルが竣成したため、大阪~奈良間は急行でたった35分ほどとなりました。線路は広軌式です。
※底本:『日本案内記 近畿篇 下(初版)』昭和8年(1933年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 生駒トンネル
- かな
- いこまとんねる
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存するが非公開
- 備考
- 昭和39年(1964年)に新生駒トンネルが開通し、当時のトンネルは役割を終えています。
日本案内記原文
大阪電氣が明治四十四年七月起工、二年九ケ月を費して、大和、河內の境上にある生駒山を開鑿したもので、長さ三、三八〇米に達し、本邦屈指のものである。この隧道が竣成したため、大阪奈良閒は急行僅に三十五分を要するに過ぎないことゝなつた。線路は廣軌式である。