石寺弥勒像
石寺彌勒像[國寶]
昭和初期のガイド文
笠間駅の北約6km、北山内村石寺の弥勒堂に安置されています。木造、漆箔の立像で高さ約1.8mあり、体軀雄大、面貌豊麗にして、細く玉眼を開き、相好非常に端厳です。胎内胸部から腹部へかけて、藤原時朝の願文が墨書されています。その願文によるとこの像は鎌倉時代の宝治元年(1247年)に藤原時朝が寄進したものです。
※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 石寺弥勒像
- かな
- いしでらみろくぞう
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 茨城県笠間市石寺463-1
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
驛の北約六粁、北山內村石寺の彌勒堂に安置されて居る。木造、漆箔の立像で高さ約一米八(六尺)あり、體軀雄大、面貌豐麗にして、細く玉眼を開き、相好頗る端嚴である。胎內胸部より腹部へかけて、藤原時朝の願文が墨書されて居る。その願文によるとこの像は寶治元年に藤原時朝が寄進したものである。