筑波山神社

筑波神社[縣社]
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

筑波鉄道筑波駅の東約3km、筑波町の北筑波山の中腹に拝殿および社務所があり、本殿は男体宮と女体宮に別かれ、前者は西峰の頂上に、後者は東峰の頂にあります。拝殿までは自動車、本殿へは社務所の脇からケーブルカーの便があります。延喜式所載の古社で筑波男神と筑波女神を祀ります。山頂の展望は広く、近く霞浦を望み雄大な風光美に接することができます。参拝者が常に絶えず、春と秋には特に多く、さらに旧正月12、13、14の3日間に挙行される年越祭には大いに賑わうといいます。

※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行

令和に見に行くなら

名称
筑波山神社
かな
つくばさんじんじゃ
種別
見所・観光
状態
現存し見学できる
住所
茨城県つくば市筑波1-1
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

筑波鐵道筑波驛の東約三粁、筑波町の北方筑波山の中腹に拜殿及社務所があり、本殿は男體宮と女體宮に別かれ、前者は西峰の頂上に、後者は東峰の頂にある。拜殿までは自動車、本殿へは社務所の脇よりケーブルカーの便がある。延喜式所載の古社で筑波男神と筑波女神を祀る。山頂の展望廣く、近く霞浦を望み雄大なる風光美に接することが出來る。參拜者四時絕えず、春秋二季には殊に多く、尙舊正月十二、十三、十四の三日閒に舉行される年越祭には大に賑ふと云ふ。

筑波山・笠間のみどころ