泉岳寺(赤穂義士の墓)
泉岳寺(赤穗義士墓)
昭和初期のガイド文
市内電車泉岳寺前下車、車町にあります。大石良雄ら四十七士の墓は石玉垣を廻らせた裏に並び、その奥に浅野長矩の墓があり、ともに史跡として指定されています。墓の付近に遺物館、木像堂あり、また大石良雄の銅像があります。墓所は参拝者が常に絶えず、例年4月6日から5月5日にわたり義士祭があり、12月14日の討入の日と2月4日切腹の日には法要があり、特に賑わいます。また境内には日清戦役の際、特別任務についた鐘崎、山崎、藤崎三士の墓があります。
※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 泉岳寺(赤穂義士の墓)
- かな
- せんがくじ(あこうぎしのはか)
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 現存し見学できる
- 住所
- 東京都港区高輪2-11-1
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
市內電車泉岳寺前下車、車町にある。大石良雄等四十七士の墓は石玉垣を廻らした裡に竝び、その奧に淺野長矩の墓があり、共に史蹟として指定されて居る。墓の附近に遺物館、木像堂あり、また大石良雄の銅像がある。墓所は賽者四時絕えず、例年四月六日から五月五日に亘り義士祭あり、十二月十四日の討入の日及二月四日切腹の日には法要あり、殊に賑ふ。また境內には日淸戰役の際、特別任務についた鐘崎、山崎、藤崎三士の墓がある。