有章院霊廟

德川七代將軍靈廟
※現代の景観です。

昭和初期のガイド文

文昭院霊廟の北にあり、江戸時代中期の享保2年(1717年)の造営で七代将軍有章院家継を祀ります。構造様式全体は文昭院霊廟と同じですが、こちらのほうが簡素なものです。本殿内には七代将軍のほかに綱重および九代将軍家重の厨子も安置してあります。墓はすべて後方にあります。

※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行

令和に見に行くなら

名称
有章院霊廟
かな
ゆうしょういんれいびょう
種別
見所・観光
状態
状態違うが見学可
備考
現在の東京プリンスホテルの敷地にあたり、昭和20年(1945年)の東京大空襲により大部分を焼失しました。二天門のみが残ります。墓所としては増上寺安国殿裏の徳川家墓所へ改葬されています。
住所
東京都港区芝公園3-3
参照
参考サイト(外部リンク)

日本案内記原文

六代將軍靈廟の北にあり、享保二年の造營にして七代將軍有章院家繼を祀る。構造樣式全體に於て六代將軍の靈廟と同じであるが、稍簡素である。本殿內には七代將軍の外に綱重及九代將軍家重の厨子をも安置してある。墓は凡べて後方にある。

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