品川台場
品川臺場
昭和初期のガイド文
品川湾内にあり、江戸時代末期の嘉永年間(1848~1854年)徳川幕府が築造したもので、江川英竜の設計になり、竣工したものが6基、未完成のまま中止されたものが2基あり、うち三番および六番の台場は原型を最もよく保存していて、指定の史跡となっています。第三台場は面積3万200m²(9,060坪)、第六台場は1万9,300m²(5,800坪)、隅田川口から3.5kmの沖合にあります。
※底本:『日本案内記 関東篇(初版)』昭和5年(1930年)発行
令和に見に行くなら
- 名称
- 品川台場
- かな
- しながわだいば
- 種別
- 見所・観光
- 状態
- 状態違うが見学可
- 備考
- 第三台場はお台場地区と陸続きの公園として整備されています。第六台場は海上にあり一般には渡ることができません。そのほかの台場は埋め立て、撤去により残っていません。
- 住所
- 東京都港区台場1-10
- 参照
- 参考サイト(外部リンク)
日本案内記原文
品川灣內にあり、嘉永年閒德川幕府の築造したもので、江川英龍の設計に成り、竣工せしもの六基、未成中止したもの二基あり、內三番及六番の臺場は原型最もよく保存せられ、指定の史蹟となつて居る。三番は面積三〇二アール(九、〇六〇坪)、六番は一九三アール(五、八〇〇坪)、隅田川口から三粁半の沖合にある。